1→10フェーズで勝つために。M&Aクラウドバリューリデザインの裏側
見出し画像

1→10フェーズで勝つために。M&Aクラウドバリューリデザインの裏側

こんにちは! M&Aクラウド『ぼっち人事』の戸澤です。今回は、私たちが大事にしている、「バリュー」についてご紹介いたします。

2020年12月末、新バリュー「1 Team」「2nd Priority」「10 Player」が社内で発表されました。2019年1月に前バリュー「OneTeam」「勝つべくして勝つ」「全員UX」が作られてから、約2年後にあたり、この間、プラットフォームも会社の規模も順調に成長してきました。

なぜ、今、バリューを刷新することにしたのか、バリュー刷新の裏側と想いを弊社代表の及川厚博が語ります。

バリュー刷新の前に、改めて向き合ったミッションとビジョン

画像6

バリュー刷新にあたり、まず、ミッションについて改めて説明します。我々のミッションは『テクノロジーの力でM&Aに流通革命を』です。私たちが取り組んでいる事業は、日本の継続的な発展支援に寄与します。

M&Aの流通革命を通じて解決できる課題は「事業承継」と「スタートアップのEXIT」だと考えています。事業承継が滞れば既存の伝統や産業は縮小しますし、スタートアップのEXITがスムーズに進まなければ、イノベーションの連鎖は生まれず、産業の成長が止まってしまいます。

M&Aはこれらを解決可能なソリューションだと思っていますし、そのためにはテクノロジーが必要であると考えています。この辺りは、ベンチャー企業のM&AをM&Aの会社のCEOとしてあれこれ考えてみたに書いているので、よければ読んでください。

今まで明文化されていなかったビジョンも明文化

M&Aクラウドは創業当初から時価総額10兆円を目指すと常に言っていましたが、実は会社のミッションにもバリューにもどこにも書いていなかったんですよね。
時価総額10兆円を目指す理由は、ただのお金の話ではなく、時代が求める大きい課題を解決する会社を作りたいと思っているからです。その過程で、数字を置いた方が目標を追いやすいと思いました。

時代が求める課題とは、トレンドをおさえた課題であるはずで、10兆円というのはその課題解決の大きさだと考えています。そこで、「時代が求める課題を解決し時価総額10兆円企業へ」というビジョンを新たに作りました。

僕は、M&Aクラウドを歴史に名を残す会社にしたい。多くの課題を抱えるM&A領域は名を残すことができる領域だと思っていますし、M&Aプラットフォームをつくる会社というのは歴史に名を残すくらいの変化をもたらす企業であるべきだと思っています。

使われてないバリューと組織フェーズの変化

バリューを刷新した経緯としては二つあります。まず、現状に合っていないバリューや使われていないバリューは変えていかないといけないと感じたからです。

旧バリュー3つの中で、「勝つべくして勝つ」と「全員UX」は、体現するのが難しいという問題がありました。(OneTeamは、名前を変えて残っています)

「勝つべくして勝つ」の方については、勝ち方には色々なやり方がある中で、最近は自分らしい勝ち方ってなんだろうと迷うことが増えてきました。旧バリューを決めた0→1の時は、勝ち方を探索していくフェーズだったので「勝つべくして勝つ」がワークしましたが、社員数も40名を超え、会社としての勝ち方を決める必要性が出てきました。

「全員UX」の方については、「全員一丸となって顧客体験のために○○する」という意味を込めていましたが、「全員一丸となる」と「顧客体験のために」という2つの要素が含まれているため、解釈がぶれやすく、使いこなせていないバリューでした。

もう一つの経緯としては、いわゆる「30人の壁」を超えるにあたり、コミュニケーションコストが上がっていく中で、評価制度を作りたいと思ったからです。でも、その前にバリュー刷新が先だと気付きました。バリューを体現したら評価してあげたい。そのためには、体現できるようなバリュー、使われるバリューにしなくてはいけないと考えました。

「企業価値最大主義の1・2・10(ワンツーテン)」とは

画像1

M&AクラウドのValueは、「1 Team」「2nd Priority」「10 Player」の3つを持つ人材が集まることで、ミッションを実現し企業価値が最大になるような思想で策定しています。

大前提として、バリューはミッションを実現し、自分たちが目指す方向に一致して登り方を決めるものだと考えています。バリューを全部掛け算した結果、ミッションが達成できるようにしたい。それが、創業から意思決定の軸に据えている企業価値最大主義にも繋がるのではと考えました。

バリューの刷新においては、社内でもかなり議論した上で、株主でみらいワークス創業者の佐藤さんに壁打ちをしていただき、NORTH AND SOUTHにM&Aクラウドらしいコピーに仕上げていただき、創業から関わっていただいているデザイナーの三重野さんにデザインしていただきました。M&AクラウドのMVVはこちら

数字を大切にし、1兆円から10兆円!へと野心的な数字を目指しているM&Aクラウドらしさが詰まっているとても覚えやすいバリューになりました。もちろんまだ弊社は1兆円企業ではありませんが、発行可能株式総数がトヨタ並だったり、いろんなところに10兆円要素が入っています。

1 Team

画像2

"1 Team" みんなで1つのチームになろう。スタートアップというジェットコースターに乗っているかのような「人生の非日常」。やった分だけ、会社は伸びるはず。こんな無茶な働き方ができるのは、今だけかも知れない。どうせやるなら、楽しくやろう!誰かが達成したらみんなで喜び、誰かが調子悪かったらみんなで補う。喜びも悲しみも共有できるようなエモいチームで1つになろう。

全員が「プラットフォームで技術革命を起こす」という方向に共感して1 Teamでやっていこうという思いを込めています。背景として、まず、業界の話をしますが、M&A業界はインセンティブ文化です。例えば、M&Aのトップ営業マンは固定給800万で成功報酬10%、競合同士が高い報酬を提示して人材を引き抜き合っています。

そのため、M&Aのノウハウを持ったトップ営業マンがノウハウを後輩に教えないということがざらにあります。インセンティブ文化によるマネーマネジメントが横行していて、さらにセクショナリズムも起きやすい、そんな業界です。

常にミッションを達成できるM&Aプラットフォームを成立させようと思ったら、部門を超えて一つのチームで戦うカルチャーを作ることがこの業界では大切だと思いました。M&AアドバイザーがM&Aのノウハウをみんなに共有していかないといけないし、エンジニアもテクノロジーの知識を全員に共有しないといけない。また、エンジニアが直接ユーザーにヒアリングしていかないといけない。

若干古臭いかもしれませんが、感情面まで理解しあっていた方がスピードが早いのではと思っています。これは当社でリモートワークを積極的に推奨してこなかった背景にも繋がります。

また、マッチングプラットフォームを開発する上で、社員に辞められるのがとても困るということがあります。世の中に無いものを作らないといけない。しかしながら、M&Aが分かってエンジニアリングが分かる人材というのは世の中にいないわけです。

従って、いちばん困るのは、せっかく育てた社員が辞めてしまうとか、競合に引き抜かれるということです。そういった観点でも、1 Teamのカルチャーを作ることが企業価値最大主義に繋がると思っています。1 Teamのカルチャーを作ることで一体感が生まれて、仕事が楽しいと思えるようになって、結果として長く働きたいと思ってもらえるようになるので。

ナレッジをシェアして、市場にいないスキルの組み合わせを持った人材になってもらい、長く働きたいと思ってもらえる組織にする。これは、まだ過去に3名しか退職していないことから、既にうまくいっているのではと感じています。

2nd Priority

画像3

"2nd Priority" 顧客第一になろう。
それ以外の都合は2番目に置いておいて、まずはなによりユーザーを大事にすること。ユーザーが求めることに素直に応えること。
長期の視点ではユーザーにもっとも価値を提供できる会社が、必ず流通革命を起こす。自分たちの作ったサービスで、ユーザーが喜ぶ瞬間は最高の時間だ。
とにかく迷ったら自分達のことより、ユーザーのことを考えよう。

勝ち方は色々あると思いますが、会社としての勝ち方を決めたいと考えた時に、やはりプロダクトで勝つ会社にしたいと思いました。そうした時に、ユーザーに一番価値を提供できている会社が長期的にみたら最も勝てるとシンプルに思いましたので、その想いをバリューに込めました。

弊社のアドバイザリー事業部ってユーザーへの問い合わせに即レスするんですよね。それは、ユーザーにあたる経営者の時間軸に合わせているからです。M&Aという領域で勝負をしている以上、2nd Priorityをやりきれる会社にしていかないと負けてしまうと感じています。ユーザーに一番高い価値を提供することによって勝ちたいと思ってこのバリューに決めました。

また、これは社外の話だけでなく、社内での話にも通用すると思っています。例えば、コーポレート部にとってのユーザーは従業員だったりしますし、営業部のインサイドセールスのユーザーは同じ営業部のメンバーだったりもする。ユーザーが常に何を考えているのか理解し、ユーザーが抱える問題を解決するアイデアを持った上で、スピード解決する。社内での良い組織文化を醸成するためにも生きてくると思いますし、結果的に勝てる組織になっていくと考えています。

10 Player

画像4

"10 Player" T型人材は当たり前だ。Investorの視点でT型人材を突き破れ。
イノベーションの種は、専門性と他分野をクロスする事で発芽する。ただし、それだけでは育たない。時間帯効果や費用対効果、投資対効果の栄養を注ぐことで、天高くまっすぐに成長する。
まずは専門性(↓)を徹底的に磨き、その他分野(↔)に知見を広げ、常に投資対効果(↑)を意識することを忘れずに十になろう。そうすれば、必ず時価総額10兆円を牽引するプレイヤーとなる。

時価総額10兆円の会社を作ろうと思った時に、10兆円を背負える強い個がたくさんいないとダメだなと思いました。もちろん組織は大事ですが、やっぱり個に期待したいと。M&Aプラットフォームの勝敗は発明競争で決まると思っています。

人やお金ををたくさん投入するから伸びるというわけではない。先に「○○したら成約が増える」という仕組みの発明をしたところから、人やお金とかをたくさん集めて投入して、一気にプラットフォームを大きくする。M&Aプラットフォームの世界は、そのようにしたら勝つというゲームだと思っています。

その時に、「スペシャリスト」「ゼネラリスト」「投資家目線」が揃っている人がいっぱいいると、発明競争での勝利にいち早くたどりつけるはずだと思っています。

いわゆる、普通の組織だと業務を分断した方が早いという話もあると思いますが、オペレーションの正解が分からない弊社の場合は、意思決定できる人の数が最大化される必要があります。

そのためにはM&Aもマーケティングもデザインもエンジニアリングも、全部わかっていないといけない。というのは、わかっていないと意思決定するのに自分の能力では決定しきれず、色んな人に聞いて回らないといけない場面が出てくるからです。結局、わからないけど気合いで決めてしまうみたいなことも起きてしまう。その結果、意思決定を誤る。

早く実行するという意味では、気合いでやった方が良いと思いますが、実行というより私たちは早く発明をしないといけない。正しい意思決定ができる人を増やした方が良いと思ったので、このバリューにしました。

そもそも「企業価値最大主義」って何?

バリューを語るうえで、企業価値最大主義について改めて説明します。まず、企業価値とは、会社全体の経済的価値。具体的には、企業が将来にわたって生み出すキャッシュフローの現在価値を指します。会社とは、将来稼ぐキャッシュフローを増やすものだという当たり前の話の中で、うちは、その企業価値を最大化する経営をしようとしています。

当たり前すぎる話なのに、なぜ「企業価値最大主義」というテーマをなぜわざわざ掲げるかっていうと、意外とどこの会社も企業価値最大主義ができていないからなんですよね。

経営者として考えた企業価値最大主義とは

画像6

学生時代に起業したマクロパスのエピソードをお話しすると、当時は従業員価値最大主義で、冷静に振り返ってみると、創業者リターン最大主義になっていたんじゃないかなと思っています。

「従業員を守る」という言葉を当時よく言っていました。だけど、給与とか財務状況とかはブラックボックスにしていました。従業員に悪い数値を見せるのは良くないと思っていたし、それは経営者が責任を持つべきだと思っていましたから。ただ、これだと会社が悪い時にはもっと大変になりますよね。

同時に新規事業をたくさん作ってたんですけど、これも会社を最短距離で大きくしたり、世界を変えるというには間違った戦略だったなと思いました。結局、自分自身のやりたいことを正当化しているだけだったなと。

全ての会社は何かの価値に尖っていた方が分かりやすいので良いと思うんですよね。経営しやすいし、従業員も迷いづらいので。でも、どこに尖るのか、どの数字を最大化するのかってところは大事だと思っています。僕は、企業価値最大主義にしようと思いました。これは、時価総額10兆円にも繋がると思うので。

あと、M&Aっぽいなというのもありました。M&Aプラットフォームはバリューチェーンが長い。登録してから成約まで、時間的にも長く、色々なスキルを持った人が登場する中で、M&Aに関する様々な知識が求められる。だから、部門を越えてみんなで力を合わせないといけない。みんなが別々の方向にそれぞれ向かっていかないよう、「全員で企業価値を大きくするぞ!」という感じにしたくて企業価値最大主義にしました。

極論かもしれませんが、共同代表制というのも企業価値最大主義に繋がると思っています。M&AクラウドはtoBなので、社長の営業力が2倍になるとマーケットプレイスの立ち上げにすごく効きますからね。二人で株式半々だとしても、将来的に時価総額が3倍になるんだったら、採算取れるじゃないですか。

必要だと思ったら、自分の株式を人に渡してでも会社を大きくする、これは、企業価値最大主義の良い例かなと。代表の株式の持ち分が少ないと、乗っ取られたりとかって心配する人もいるかもしれませんが、良い経営していたら乗っ取られないし、良い経営してないんだったら降ろされるのは当たり前だと思っています。

ミッションドリブンでやるっていうのは、そのくらい覚悟がある話ですね。

スタートアップって競合に負ける前に自爆するってよくある話ですが、自爆する会社って企業価値最大主義が崩れている会社が多いと思います。うちの会社はシンプルにビジョンを達成するために集まった人たちがいっぱいいると思っています。優秀な人たちが色んな選択肢がある中でわざわざ謎のスタートアップに入社してくれているのだから、経営者として企業価値最大主義でやるのが誠実であると思っています。

最後にM&Aクラウドは仲間を募集しています。ぜひご興味ある方は応募してください!!

ご連絡、お待ちしております!

この記事が参加している募集

私の仕事

オープン社内報

もし良ければM&Aクラウドのサービスサイトを訪問していただけると嬉しいです!

よろしければ、シェアもお願いします!
M&A・資金調達のマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」を運営。テクノロジーの力でM&A業界をUPDATEすべく、日々奮闘する私たちの“今”をお届けするページです。株式会社M&AクラウドをUPDATEしていきます!