
「まるで油田を掘っている感じ」M&Aクラウドエンジニアが語るM&Aクラウドでやりたいこと~エンジニア座談会~
こんにちは!「ぼっち人事」の戸澤です。
今回は、システム開発本部エンジニアメンバーに、なぜM&Aクラウドを選んだのか?何をやっているのか?ざっくばらんに座談会形式で聞いてみました!その様子をぜひご覧ください!
どうしてM&Aクラウドを選んだのか?
(戸澤)それでは、まずは皆さんがM&Aクラウドを選んだ理由を改めて教えてください。
(荒井)大学時代、起業サークルに所属していたのですが、CEOの及川とは同じサークルだったんです。大学卒業後、私は、新卒でドワンゴに入社し、開発をしていたのですが、サークルの知人である及川から声をかけられたのが入社のきっかけです。起業サークルで実際に起業して今も続けてる人って、50名とかいた内の結局3〜4名ほどでした。その中でも及川は会社化して、会社売却もしていて、2社目も頑張るぞって感じで。なかなか、こんな人いないと思いました。
及川から、M&A業界はまだテクノロジーが入っていないけれど、将来的に人材や不動産のように変わっていくはずだという話を聞いて、M&A業界でチャレンジするのは面白そうだと思いジョインしました。
▲荒井和平 M&Aクラウド 執行役員CTO
東京工業大学 経営システム工学科卒
大学在学中からITスタートアップでエンジニアとしてインターンし、求人サイトの開発やECサイトの開発を主導。新卒で株式会社ドワンゴに入社し、ニコニコ静画サービスにおいて、Web開発を担当。また、関連サービスのニコニコ漫画アプリではiOS開発に参加。当アプリは両プラットフォーム(iOS、Android)累計100万ダウンロードを突破。2017年1月にM&Aクラウドにジョイン。
(鈴木)荒井さんとは前職の同期でした。新卒でドワンゴに入社し、インフラエンジニアとしてニコニコ静画の事業に携わっていました。ただ、インフラしか触れなくて、インフラリーダーとしての城はあったけど、アプリケーションはあまり書かせてくれないというのが、将来不安でした。
少しアプリケーションも触らせてもらったけど、結局、飛び出さないと劇的には変わらないし、スキルセットも一気に変わらないと思いました。そんな中、先にM&Aクラウドにジョインした荒井さんに誘われて、2人目エンジニアとしてジョインすることになりました。
▲鈴木智也 新卒で株式会社ドワンゴに入社。インフラエンジニアとして従事。同期入社の荒井に誘われ、2018年8月に初の社員エンジニアとしてM&Aクラウドにジョイン。
(津崎)前職のweb制作会社では、web制作やゲーム制作など受託で手を動かす作業をしていました。その後、自社サービスに関わりたいという思いから、wantedlyでM&Aクラウドを見て興味を持ち、エントリーしました。
当時、五反田のオフィスで面接をやったのですが、3人入るのがギリギリな会議室で、周りの声も聞こえるし、ごちゃついた部屋で(笑)。正直、「大丈夫かな?」って不安になったんですけど、次の移転先の八丁堀のオフィスはだいぶ広くなっているのを見て、「これは伸びるぞ、、、!」と思い、ジョインしました。M&Aのことも、株価の算出方法なども、当時は全然知らなかったのですが、詳しくなれるのではという期待もありました。
▲津崎善昭 前職の株式会社シグレストではWebシステム、Webゲームの開発に従事。2019年5月M&Aクラウドにジョイン。最近の趣味は筋トレだが夏になってサボりがちに。
(久保田)転職しようか悩んでいたタイミングで荒井から声をかけてもらいました。入社の決め手は、M&AクラウドはIPOを目指しているということでした。それが、一番自分に刺さりました。IPOにいくまでの経験をしたことがなく、やってみたいと思ったからです。同じようにIPOを目指している他社とも迷ったのですが、エンジニアが外注ではなく、全員フルコミットしているM&Aクラウドの方が面白そうだと思いジョインしました。
▲久保田賢二朗 前職の株式会社アイスタイルではチーフエンジニアとして新規サービスのサイト開発や全社横断で利用する基盤システムの開発に従事。2019年11月M&Aクラウドにジョイン。
(濱田)スタートアップ中心で会社選びをしていました。会社が大きくなると業務が細分化されて特定のレイヤーしか見れないことが多いと思ったので。実際、前職では上流工程の仕事が増えていたので、小さい会社で上流から下流までできるようになりたいと思い、そのタイミングで、荒井さんから声をかけてもらいました。M&Aという領域もだし、提供しているサービスも他にないということで選びました。
自分が知らない領域というのが、知らない世界に飛び込んだら開発だけじゃなくて身になることが多いのではと思ってM&Aクラウドに入りました。
▲濱田晃輔 新卒でニフティ株式会社に入社し、インターネット接続サービスの申込登録システムの開発・運用を担当。2020年2月M&Aクラウドにジョイン。
(塚原)M&Aクラウドの入社の決め手は、荒井さんに声をかけてもらったからという点が大きかったですね。荒井さんの取り繕わない感じが信頼できると思いました。新卒で入社した会社も、同じ大学の気の合う方がいて、その人と一緒に働きたいと思い決めたこともあり、自分は「誰と働くか」が重要な要素なんだと思いました。
あとは、学生時代に岐阜の中小企業でインターンシップをやっていて、そこで、事業承継問題を目の当たりにしました。自分が課題に感じた問題とM&Aクラウドがいつか交わる時が来るのでは?と思いジョインすることに決めました。
▲塚原彰仁 前職の株式会社Lifebookでは、Webサービスの受託開発に従事。エンジニアリングだけでなく、サブディレクターとして制作チームをリードしていた。2021年2月M&Aクラウドにジョイン。
M&Aクラウドのエンジニアってどういう人が多い?
(戸澤)ずばり、M&Aクラウドのエンジニアってどういう人が多いと思いますか?
(鈴木)みんな真面目だなと思いました。
(久保田)思った(笑)。
(鈴木)成長意欲が高い人が多いと思います。ちゃんと自分の人生を良くしようとしている人が多い。
(戸澤)それって元々の人の素質として真面目なのか、組織がそうさせているのか?
(久保田)根底は人が真面目だと思うんですけど、多分ルールがちゃんとしているからだと思います。タスクも細かく切るし、ベロシティちゃんと出しているし、低かったら「なんで低いの?」って話をしているし。前職ではそこまで突き詰めて「なんで今回のスプリントこんなに低かったんだろうね?」っていう話まではやっていなかったです。せいぜい「これが原因なんだろうね」っていう話までで、「どうやったら改善できたのか」っていう話は時間の無駄だっていう空気が流れていました。それをちゃんとやっててPDCA回しているのが真面目だなと。
(戸澤)何でそれをやるようになったんですかね?
(荒井)横田さん(PdM)がいる影響が大きいと思います。前職と比べるとエンジニアだけの会社ではないので。前職だったら「エンジニアができないって言うならできないんだね」で終わっていましたが、今は、なぜできないのかをエンジニア以外の人にもわかりやすく説明できなくてはいけない。それに、エンジニア以外にもM&AクラウドではMACAP(M&A Cloud Advisory Partners)などの様々なプロフェッショナルが存在している。
プロフェッショナル同士がリスペクトできるように、PDCAを回す必要があると感じます。
(戸澤)そのチームの特徴って、他の組織のエンジニアにもポジティブな要素として刺さるものなんですか?
(荒井)良くも悪くもだとは思います。大手に所属しているエンジニアの中には「なんでこの人仕事しないんだろう?」って思いながら仕事している人っていると思うので(笑)。逆に、クリエイティブな仕事だから自由にさせてくれっていう人もいると思うのでどっちもあると思いますね。
(戸澤)内部から見て、M&Aクラウドの特徴は長所って言えますかね?
(津崎)生産性について振り返るという話でいうと、そういうのって前職では無かったんですよね。だから入社した時に、なんで生産性が上がらないのかって話の中で「詰められてるのかな?」って思ったりもして、最初は驚いたんですが(笑)。今は、より良くしていこうっていうパワーがあるからだと思えるし、実際に、徐々に生産性も上がって、すごく良く回っているんじゃないかなって思いますね。だから、長所と言えると思います。
M&Aクラウドは完成された組織なのか?
(戸澤)フローが固まってきたということですが、M&Aクラウドは完成された組織だと思いますか?実は外部からそんな声もちらほら聞くのですが、、、。
(塚原)私が一番入社が浅いですが、出来上がっている組織と思ったことは無かったです。ただ、初期の話を聞いて、今の状態と比較してみると開発フローも出来上がっているし、PdMがいちいち監視しなくてもエンジニア1人1人が自走できていると感じます。自分的には、完成されているというより、エンジニア組織が「安定した強いチーム」なんじゃないかなって思っています。それが、周囲から完成されていると思う人はいるかも?
(久保田)確かに、最近は大幅なテコ入れは無いような気がして、開発フローが一気に変わるってことは無いので、安定はしているのかもしれない。でもそれって、濱ちゃん(濱田)がジョインしてから塚原さんが入るまで1年メンバーが増えていないので、そこで固まった型なんじゃないかなって思います。今後、また人が増えていったら、ガラッと変わる可能性はあるので。つかの間の完成と言えるのかもしれないですね。なので、今の状態が別に完成されているわけではないと思ってます。
M&Aクラウドのサービスは完成形なのか?作ってて楽しいことって何?
(戸澤)中の人や組織の話を中心に聞きましたが、サービスに対してどのように感じていますか?完成されていると感じるのか。
(鈴木)まるで油田を掘っている感じですね。下に必ず石油はあるんだけど、すぐに掘り当てられるかはわからない。でも、M&Aは絶対に自動化できるし、売り手と買い手が人手を介さずにマッチングして成約する世界を作れると思ってます。ただ、今はまだ、いつ石油に当たるかわからないっていう状況。可能な限り探索をして、掘り当てようとしているんだけど、掘り当て方は無限にあると思うから。そういう意味では、まだ全然掘り当てられてないし、テクノロジーでできることは沢山あるという認識です。
(戸澤)なるほど!でも、それって飽きないですか?作っていて楽しいことってなんですか?
(濱田)開発で作りたいことに対して飽きるということは無いです。逆に、できることが沢山あることが楽しいのかなって思いますね。うまく仕様を固めていくとか、どういう設計にしていくとか、新しい技術を使っていくとか、レベルが上がっていくにつれてできることも増えてきている。今、自分たちができることよりも、少し上を見据えてやっていくっていうところで、レベルアップというか、やっていて楽しいなと思うところですね。
(鈴木)自分たちのレベルの少し上ぐらいをやっているけど、一気にジャンプはやっていない。今いる人から、少しはみ出たぐらいの技術しか使えないから、もっと違うことができる人がジョインしてくれたら嬉しいと思っています。そうしたら、できることももっと増える。例えば、今フロントエンドは久保田さんがめっちゃできたからこそ、今のメンバーも乗っかってやっているけど、居なかったら、そのようになって無かったと思う。今のメンバーと違う領域ができる人、更に深堀できる人が増えたら違ってくると思う。新しい人が増えたらチーム全体の底上げができると思う。
(荒井)M&Aテック勉強会(※)でやっているようなことを、既にやっている人がいたら採用したいですね。わざわざ勉強している領域なので。
※M&Aテック勉強会
社内で行っている勉強会のこと。M&Aクラウドでは、プラットフォームを飛躍させる技術領域として、機械学習、データ分析基盤、セキュリティ、queueとメッセージング、検索、スクレイピングの6つのテーマの勉強会を行っています。
M&Aクラウドで身に着いたスキルとは?
(戸澤)全体のスキルアップのために勉強会をしていると思うのですが、実際に入社して身に着いたことって何だと思いますか?
(塚原)入社目的にもあったスキルアップはできたと思っています。フルスタックとしてインフラもフロントエンドも偏りなく任せてもらえるので。先輩エンジニアにもサポートしてもらいつつ、自分で調べてやっていくということで、スキルが伸びていっているというのが大きいですね。あとは、前職の受託開発では、いかにスケジュール通り済ましていくかで評価されていたんですけど、M&Aクラウドは2nd Priorityのバリューを重視している。どのくらいユーザーのために早くやれるか、より良いものを作れるか。そこの意識の切り替えは身についてきたと思っています。オンスケでやれば良いと思っていたが、意識の変化がエンジニアとして強くなれたのではと思っています。
(津崎)元々、イベントに登壇する経験が全く無く、自分には遠いものだと思っていました。M&Aクラウドでは、日常的に勉強しているエンジニアがすごく多いので、勉強して登壇するというのが当たり前の世界に馴染んできたと思います。勉強会があるから出なきゃと思えるし、出ないと焦りを感じるくらい。
(濱田)開発するのにビジネスサイドとうまく折り合いをつけていくということ、うまくやっていくということを学んできたと思います。それがプロダクトを作る上で重要だと認識するようになりましたね。
(久保田)使えるリソースが限られている中で、いかに開発するかとか前職では考えてなかったなと。今まではリソースは潤沢に使ってしまえと思っていたけど、チューニングの勘所というか、「今のビジネスフェーズであれば、このぐらいで作るのがベストだよね」というのを、メンバーと話し合って作ったりしているので、力の出し加減を学べたかなと思います。
(鈴木)私はもう長いので身に着いたことは沢山あると感じているのですが、元々の入社のモチベーションになっていた「インフラ以外もできるようになる」という点は間違いなくできるようになりました。あとは、プロダクトの成長によって、元々は負債だったものを返していく過程で細かい仕様を考えて、開発仕様を落とし込んでいくというスキルは、だいぶ上がったと思っています。それが、大きな収穫だったなと思っています。ただ、負債を返す時も、リソースが限られているからこそ、ROIの観点で「このレベルの問題は、このぐらいで返さないとリターン合わないよね」という意識は身に着いたと思います。
今後、私たちがやりたいこと
(戸澤)負債って何でしょう?なんだかネガティブに聞こえますが、、、。
(津崎)負債とは、やりたいことがあって、やりたいことをやる時の障壁を言い換えたものだと思っています。
(戸澤)なるほど。そうしたら、M&Aクラウドがやりたいことって何なのでしょう?
(荒井)M&Aクラウドがやりたいことは、M&Aをテクノロジーの力で、プロセス全体からアップデートすることです。そのために、M&A完了までの意思決定とコミュニケーションを、ユーザーさんから得たインサイトやMACAPメンバーの経験を活かして理想的なプロセスの型を作っていきたいと考えています。
でも、M&Aはプロセスがとても長い。売り手さんが売りたいと思ってから売却完了するまで、半年以上かかることは珍しくありません。今はまだマッチングの部分しか手を出せていないですし、むしろ、そちらも再構築しているところもあります。さらに現在、会社として検証したいことが3つあります。
そちらに関してはカジュアル面談時に話しているので、詳しく聞きたいという方はぜひカジュアルにお話ししたいですね!
(戸澤)それは、最初のカジュアル面談はCTOが話をしてくれるということで間違いないですか?
(荒井)はい!もちろん!
最後はみんなで1 Teamポーズ!
meetyでもCTOが語ります!
meetyでCTO荒井が語ります!!一緒に開発組織について話しませんか?
M&Aクラウドは一緒に働くメンバーを募集中!!
最初のカジュアル面談はCTO荒井が担当します!!ぜひ、ご連絡ください!!