M&A×テクノロジーを進めるために、私たちができること
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M&A×テクノロジーを進めるために、私たちができること

投資銀行や総合商社、FASなどでM&Aの現場を経験してきたメンバーが集まる、M&Aクラウドのプロフェッショナル部隊、M&A Cloud Advisory Partners(MACAP)。大手企業との環境の違い、自社のマッチングプラットフォームとの関わり、チームとしての特徴など、中から見たMACAPについて、メンバーたちが語り合った座談会の模様を紹介しています。後編の今回は、「M&A×テクノロジー」にかける思い、情報やノウハウを共有するカルチャーなどのトピックが登場します。

前編はこちら

不要なマインドシェアをテクノロジーで減らす

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――皆さんが考えるMACAPらしさとは?

三浦 業務にテクノロジーを入れていこうというマインドをみんなが持っているところですね。大きい会社にいると、業務効率化ってそんなに簡単にできることじゃなく、やるとなると一大プロジェクトです。ここでは、みんなで気軽に話し合い、手を動かしながら進めていけるのがいいなと思います。

源 チームに一人くらい、ITに明るい人がいることはよくあると思いますが、その場合、その人がいなくなったとたん、データベースの更新が止まったりしてしまいがちですよね。MACAPではみんなが一定のスキルを持っているし、勉強もするし。

岸 「MACハッカソン」(全社員が参加し、自部門のDXに挑戦する社内イベント)が開かれたり、ITツールに慣れていける環境がありますよね。僕は転職当初、「Zapier」(API連携ツール)も「Redash」(ダッシュボードツール)も、見たことも聞いたこともなく、正直使う気になれなかったんですが、やってみれば意外と簡単。周りのメンバーが使いこなしているのを見ると、「自分もできるかも」という気になれます。

福田 日常業務の中で「面倒だな」と感じる作業があったら、「ツールで何とかできないか?」と考えるようになりました。たとえば、外注先からメールで連絡が来て、チームの誰かが対応しなければならないとき、前はよく事業本部長の村上さんと、「この件、誰が担当しますか?」「どれのこと?」「〇時にメールで来た件です」といったやりとりをしていたんです。

今は該当するメールが届いたら、チームの全員にSlack通知が飛ぶ仕組みをつくったので、村上さんもすぐに気づいて処理できるし、他のメンバーもボールが落ちないよう気にかける必要がない。そういうやり取りで、マインドシェアを取られている場面って結構あるんですよね。

近藤 「マインドシェアを減らす」なんて発想自体、前職ではなかったです(笑)。

岸 「そのくらいやってしまえばいい」って(笑)。僕もそうでした。

福田 一つひとつはほんとに小さいことなんですけど、それもちりつもですよね。地道に無駄をなくしていくことで、他のことに使える時間を結構捻出できると思います。

M&Aの知見を注ぎ、プラットフォームの進化を支える

――業務の生産性に対する課題感は、前職のときから持っていましたか?

岸 はい。たとえば、買い手と売り手の間で質問リストのやり取りをする際、Q&Aの内容の重複確認作業などは効率化できないかと疑問を感じてました。

小松 いろいろ情報の壁がありますよね。M&Aクラウドでは今、社内にある買い手ニーズのデータベースが一元化されましたけど、前職ではそもそも誰でも情報にアクセスできる状態ではなかった。社内にある情報の活用がしきれておらず、非常にもったいないと感じていました。

福田 今、社内で活用しているロングリストやカンプロの自動作成機能は、自分たちの作業を効率化するものですが、これを出発点として、M&Aのプロセス全体を自動化していくことを目指したいですよね。MACAPのメンバーがITスキルを身につける目的は、最終的にはそこだと思います。M&Aの現場目線で、必要度の高い機能を形にし、社内で使うだけでなく、プラットフォームにも入れ込んでいく。

岸 最後はすべての機能をプラットフォームに移管し、僕たちの部隊が必要なくなる形が理想だと思います。そこに向けて、アドバイザリー業務をできるだけ型化していきたい

もちろん、M&Aの条件交渉のプロセスを型化するのは簡単ではないと思いますが、不可能ではない気がしています。論点になり得るポイントを洗い出したうえで、どこまで体系化できるか。同時に、双方が持っている情報をできるだけオープンにしていくことで、論点そのものを減らしていくこともできると思います。結局、お互いの内情が見えないことが相手にとってはリスクになり、リスクヘッジのためにさまざまな交渉が発生しているのが現状だと思うので。

小松 社外に提供するサービスとしては、今、新規投入に向けて実現可能性や効果を議論しているものもありますね。僕らMACAPの持つ専門知識や経験をベースに意見を出し、それがプロダクト開発やエンジニアの視点から再検討され、新サービスの誕生につながっていく。すごくやりがいがあります。

村上 MACAPの存在意義として、その点は大きいですね。プラットフォームを進化させるために何ができるかという視点は、常に持っていたいと思います。

「ナイスシェア」で盛り上がるカルチャー

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福田 「自分たちの業務を効率化したい」「プラットフォームの進化に貢献したい」というモチベーションにプラスして、みんなシンプルに新し物好きでもありますよね。便利そうなツールを見つけたら、まずは無料で使ってみようとか。

源 で、何かに興味を持ったら、すぐSlackでみんなにシェアする。

福田 必ずリアクションがあるし。「何言ってんねん」みたいな空気にならない。

岸 「ナイスシェア」のスタンプで盛り上がったり。ああいうのがあるから、またシェアしたくなるんですよね。

三浦 確かに、自分から社内全体に発信する数が、前職と比べて大幅に増えました。

源 自分の業務状況をチーム内で見える化することも、みんなが意識していますよね。各件の進捗状況とか、お客さんから聞いた情報とか、Salesforceを見れば誰でも分かるようになっている。それぞれ裁量を持って動いている一方で、属人化させないための行動も、習慣として根付いているなと感じます。

情報の透明性が担保されている組織

――ほかに、社外にアピールしたいポイントはありますか?

福田 透明性が担保されていることがあると思います。毎週の全社集会で各部の進捗が報告され、経営会議の議事録も全社に共有されていますよね。

あと、スタートアップに起きがちな状況として、キャラの強い社長がいて、みんなが社長の顔色を窺いながら仕事している、みたいなことがあると思うんですけど。M&Aクラウドでは、少なくとも僕は、そういう窮屈さを感じたことはないです。

村上 投資家からも、M&Aクラウドはチームの雰囲気がいいと言われています。数十社ある投資先の中でも抜群にいいと。プラットフォームや会社を成長させたいという熱量を全員で共有できているって、実はなかなかないことなのかもしれないですね。

小松 これだけのメンバーがよく集まっているなと思います。みんなの能力が高いという意味でも、波長の合う人たちがそろっているという意味でも。「なんかヤバい奴いるな」というのが今のところない(笑)。

福田 役職以外の上下関係がないのも特徴的ですよね。大手にいると、上下関係って組織につきものだと思っていたし、ある意味割り切ってましたけど、別に必要なものじゃなかったんだなと。

僕が転職してきた当初、一番印象的だったのは、役職と歳が逆転することが普通に起こっていて、誰もそれを気にしていない。自分だったら、自分より年下の社長がいる会社に入る気になれたかなと思ったんですけど。今は僕もこの環境に慣れ、そういう抵抗がなくなりました。

多彩なバックグラウンドを持つ仲間からの学び

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源 福田さんと僕は、前職で別々の総合商社にいたので、ライバル関係だったわけですよね。今のチーム内には、かつての敵もいれば、パートナーもいて、それぞれの考え方に触れられるのが面白いです。日々「そういうことだったのか」という発見がある。

福田 確かに、商社でクロスボーダーの案件を手がけるときなど、村上さんや岸さんがいたようなアドバイザーのチームに付いてもらってました。いろいろな角度からM&Aに関わっていた人たちがいるので、日常会話の中で学びがありますね

岸 僕は投資銀行サイドだったので、事業会社サイドで投資していた人たちがどういう観点から稟議を上げ、社内承認を取っているのか、リアルな話が聞けるのは、まさにナレッジになります。そういう知識が増えれば増えるほど、より親身なサポートができるようになると思うので。

近藤 毎週の勉強会も楽しみです。先日は、PMIをどう進めるか、買い手の社内ではM&Aの成約前から検討しているという話がありましたね。アドバイザーからすると、そこまで考えることってあまりないので、「なるほど、そうだろうな」と。

福田 僕は商社で買い手の立場でM&Aに関わっていたときは、自分で案件を取りに行くことってなかったんです。来た案件を選ぶか、「こういう案件がほしい」といって取ってきてもらうかだったので。MACAPに来て、自分でリード獲得するようになり、アドバイザー経験者にノウハウを学んだ部分がかなりあります。

他のメンバーからアドバイスをもらい、当初は「売り手に刺さるのかな」と半信半疑だった施策も、試してみるとかなり効果的で、さすがだなと思ったり。悩んでいると、周りの人が自分の持っているノウハウを教えてくれるんですよね。聞こえる独り言みたいな感じが多いので、採り入れるかどうかは本人次第なんですけど。

源 情報もノウハウも、お互いに自然とシェアしている。そういう行動が全社集会で表彰されたりもするし、社内文化になっていますね。

フレキシブルな働き方で、最大のパフォーマンスを

――転職するとき、家族の反対などはありませんでしたか?

三浦 若干あったかな。

岸 僕はむしろ推奨されました。前職では厳しい働き方をしていたので……。

村上 岸さん、最初会ったころは、目が充血してましたからね(笑)。顔色も今と全然違う。

岸 たぶん15年くらい寿命が延びました(笑)。今も前職の同僚にメールすると、いつでも返事が来るんですけど。

近藤 僕もワークライフバランスだいぶ改善しましたね。

岸 そういうものだと思っちゃってたんですよね。「これが投資銀行マンなんだ」って。今も8時や9時で仕事が片付くわけではないですけど、自分のタイミングで上がれるので、メリハリをつけて仕事ができる。前よりも格段に健康的な生活になりました。

村上 もちろんハードワークが必要な場面も多々ありますが、時間の使い方も個人の裁量次第なので、フレキシブルに判断してもらえればいいと思っています。「周りもみんないるから、深夜まで会社にいないといけない」みたいなことって、本人にとっても会社にとってもマイナスでしかないですから。自分なりのやり方で、最大のパフォーマンスを発揮できるチームづくりを今後も大事にしていきたいです。

――MACAPのワークライフバランスについては、また改めて紹介したいと思います。皆さん、本日はありがとうございました!


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